無機系コンクリート保護美装用塗料
#400スーパーは、無機系特殊紛体とエマルジョンとの組み合わせにより、コンクリート構造物の保護と美装を兼ねた仕上げ用塗料です。
溶剤系塗料とは異なり、コンクリート本来の色と風合いを再現します。
また、防水性、付着性に優れコンクリートの中性化を抑止するとともに、風化も防ぎます。

  特  長
▶ セメントを主体とした無機系の塗料であるため、コンクリートの色と風合いを再現します。
▶ 付着性、防水性に優れ、コンクリートを保護しのす。
▶ ハケ、ローラー、吹付けのいずれでも施工できます。
▶ 水系であるため取り扱いが容易で、施工用具も水で洗浄てきます。

  用  途
▶ コンクリート構造物の化粧と保護
▶ コンクリート面の色むら、汚れ等の補修
▶ コンクリート二次製品の化粧仕上げ、補修
▶ ブロック塀やスレート板の改装


  荷  姿
4kgセット(粉袋3kg・専用樹脂1kg) 1ケース20kg(5セット入り)

  配合及び材料使用量
配  合 紛 体 3kg
専用樹脂 1kg
0.75kg〜1.25kg
標準施工面積 美装用途 16u
保護用途 10u
標準塗布量 美装用途 0.25kg/u(1回塗り)※
保護用途 0.40kg/u(2回塗り)※
※ 標準塗布量には水は含まれていません。

  施工要領
下地処理 よごれ、付着物や埃等接着を阻害するものを除去し、清掃する。
亀裂、ジャンカ、漏水部等は予め処理する。
吸水調整 ドライアウトや色むらの防止のため吸水調整を行う。
吸水調整はシーラー処理を推奨し#400スーパーにセットされた専用樹脂、または別商品のエレホンシーラーを、 水で4〜5倍に薄めたもの塗布し、1時間程度以上指触乾燥するまで養生を行う。 または、下地に十分な水打ちを行う。
混  練 規程の配合比を塊がなくなるまで均一に練り上げる。
塗  布 混練した材料をハケ、ローラー、吹付けガン、スポンジ等を用いて塗布する。
美装用途は1回塗り、保護用途は2回塗りにより規程量を塗布する。2回目の塗布は、1回目が指触乾燥した後に行う。
指触乾燥の時間は夏期で20分〜30分、冬期で60分〜90分となる。
養  生 塗布後24時間以上、雨水や流水等が当たらないように保護する。
微細(ヘアー)クラック処理方法 エポキシ注入できないヘアークラックにアルカード・エポ(浸透性下地強化剤) を0.1kg/u〜0.2kg/u塗布及び含侵させる。
アルカード・エポ硬化後(塗布後24時間以上経過後、指触で確認する) #400スーパーを塗布する。

  #400スーパー仕上り色についての注意事項
● 雨や水がよく流れた部分だけが白華し、白いだれ跡になることがあります。(外壁等に多く発生します)
● 駐車場ではタイヤ痕が付着することがあります。また、通行状況により摩耗や剥がれが生じることがあります。
● #400スーパーとコンクリートの吸水量は大きく異なるたる、部分施工の場合は降雨時に色の違いが生じる
  ことがあります。よって全面施工を推奨します。
● 時間を置いて塗布する場合、重ね塗り部分で色の違いを生じることがあります。
● 駐車場等ではタイヤ痕の付着や通行による摩擦を生じることがありますので、十分な検討の上でご使用下さい。
● #400スーパーの色を白くまたは黒くしたい場合はセメント用の着色顔料を使用して下さい。
  尚、着色顔料は建材店等にて入手できます。
  着色する場合は色むらを避けるため各材料を正確に計量し十分に混練して下さい。
● 現場条件により仕上り色が合わない場合もあります。確認の為事前に試験施工をお勧めします。

  使用上の注意
● ご使用に際してはSDS(安全データシート)をよく読んで下さい。SDSの入手はご購入先へご依頼下さい。
● 取り扱い時は、保護手袋、保護眼鏡、防塵マスク等の適切な保護具を着用して下さい。
● 製品は直射日光、湿気を避けて5℃〜35℃で保管して下さい。
● 長時間直射日光が当たる場合や強風が当たる場合は、シート養生を行って下さい。
● 混練水は水道水水質と同等のものを使用して下さい。不純物が硬化時間等に影響することがあります。
● 一度練った材料の練り返しは、物性が低下しますので絶対にしないで下さい。
● 目に入った場合は、清浄な流水で15分間以上洗眼した後、眼科医の診断を受けて下さい。
● 皮膚に付着した場合は、付着物を拭き取り、水と石鹸で十分に洗い落として下さい。
  かゆみ、炎症等が出た場合は直ちに医師の診断を受けて下さい。
● 廃棄する場合は、許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して下さい。
● 本資料の技術情報は、当社の試験・研究に基づいたもので、信頼しうる情報と考えられます。
  しかし、記載の諸性能及び特性等は、施工条件等により異なる結果を生じることがあります。
● 既存下地、施工環境、気候等様々な施工上の問題がありますので、ご使用の際は当社営業担当者へ
  ご相談下さい。